2019.10.17

「Iクレスト辰巳台ギャラリー」のご紹介 PART1.

今日は、「Iクレスト辰巳台ギャラリー」のご紹介です!

Iクレスト辰巳台では、開設当初から入居者さまへのおもてなしとして絵を飾ってきました。

だんだんと数も増え、今では皆さまよくご存じの絵が、館内のそこかしこに。

じっくり楽しんでいただきたいので、2回に分けてのご紹介です。

絵は、人の心を和ませ、気持ちを豊かにさせてくれますよね。

どうぞ、居心地の良い、ゆったりとした時間をお過ごし下さい。

 

●フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890) / アイリスの咲く アルルの風景(1888年作)

 

アイリスはゴッホが好んで描いたモチーフです。日本の燕子花を連想させます。高い水平線位置は浮世絵から学んだ構図。この風景画について「まるで日本の夢のようだ」と手紙に記しています。理想郷=日本を、アルルで制作することの希望と喜びに満ち溢れた一作。

 

●グスタフ・クリムト(1862~1918) / 公園(1909~1910年作)

 

「公園」はクリムトの油彩作品で、抽象絵画に近い表現がとられているものの、完全に抽象画とはいえない表現を行っている絵画である。多様な色彩表現と木々の嵩高い表現、葉にちりばめられた若々しく明るい色彩は、自然の生命の循環を示唆している。画の焦点は近接した視点から、対象を間近に感じるように描き出さんとしており、こうした描き方はクリムトの風景画にしばしばみられる手法である。

 

●グスタフ・クリムト(1862~1918) / 接吻(1907~1908年作)

 

まばゆいばかりの黄金の中に溶け合う男と女は、非現実的でもありながらも、きわめて深い思想と官能性に満ちている。それは平面に描かれる男性の纏う衣の装飾<四角>と、女性の纏う衣の装飾<円形>が補完を意味しているものであり、同時に男女の間に潜む敵意をも表しているからに他ならない。また男女が立っている色彩豊かな花の咲く崖が、愛の絶頂期においても愛や幸せと疑心や不安が紙一重であることを示し、否が応にも見る者にその先に待つ悲劇を予想させる。

 

●内海 聖史(1977~) 茨城県  / 色彩の下

 

内海の絵画作品は、筆や綿棒を用いて点描のように精緻にに描かれる。その色彩のハーモニーの美しさ。平面作品の枠組みを超えた深さと広がりが特徴的な作家である。内海は四角い画面の中の絵画というより空間の中にどのような作品を配置するかという点に強い関心を持ち、平面の作家の中ではある意味特異な姿勢を持って制作を続けている。見る側の動きや身体性との関係性から絵画を捉え、制作された作品群は、目の当たりにするとその色彩の世界へ引き込まれるようだ。

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